記憶っていうと、過去、と思いますが、頭の中では実は、過去も未来も区別がないって
聞いたことありませんか?
たとえば、うめぼし。
目の前にありありと、想像してみます。
有名な紀州の、酸っぱいけど、あまくて味わいのある、うめぼし。
そんな映像をイメージしていると...
出てきませんか?唾液。
食べた〜い!という状態になった証拠ですね。
脳って実際になくても、あるかのように想像できる。
そして、身体も心も反応するんですね。
だから、いつも頭の中で何を想像してるか、で、
気持ちも体の状態もぜんぜん変わってきます。そして、やる気も変わってくるんですよ。
ここでいう未来記憶って、未来の自分のありたい姿、状態のこと。
未来、だから、どのようにでも自分の好きなように想像できますよね。
どうなるか、まだ、わからないんですから。
未来の自分の姿を、ありありと想像してみましょう!なるべく感情をこめて、
どうしても、そうなりたい!と思えるように想像するのがコツです。
もし何の制約もなかったら。。。「どうなりたい?」「何をやりたい?」
ただし、
この問いは、自分で言うだけではちょっと勢いがつきません。
だから、
「へえ〜」「いいね〜!」
「すご〜い!」
「その時、どんな気持ちだと思う?」
「何が見える?」
「どんな言葉をかけてもらえると思う?」
こんな風に、人から、なるべく詳しく聞いてもらって、よりリアルなイメージにしていく必要があります。
『実際にそうだろう』という今の自分が考えるイメージじゃなくて、
『こうだったら、最高!』
という未来記憶のイメージですよ。お間違えなく♪未来なんだから、なんでもアリです。
普通大人になってくると。
先の事に対して、
「新しい体験はわからないから心配、不安」
「これまで◯◯だから、またきっとこうだろう」と思いがち。
この後、
「どうせ。。。」が出て来たらアウトです。気持ちはしぼんでしまいます。
なので未来記憶って、漠然としたものがちょっぴりしかないのが普通です。
(それに比べて、過去の記憶。ほっといても、山ほど増えていきますよね)
だから、夢を語ってる人を見かけたら、何はさておき「すご〜い!」って言ってあげてください。
「もっと聞かせて!」「ワクワクするね」
って、未来記憶がしっかり定着した後に、
じゃあ、そのために、何が必要?何からやる?
って聞いてあげてください。
間違っても、いきなり「そんなの無理無理」なんて言わないでくださいね〜
次回は、
未来記憶②イチロー選手の作文から見る、未来記憶の大切さ、です。
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