未来記憶①

記憶っていうと、過去、と思いますが、頭の中では実は、過去も未来も区別がないって

聞いたことありませんか?

 

 

たとえば、うめぼし

目の前にありありと、想像してみます。

有名な紀州の、酸っぱいけど、あまくて味わいのある、うめぼし。

そんな映像をイメージしていると...

 

出てきませんか?唾液。

食べた〜い!という状態になった証拠ですね。

 

脳って実際になくても、あるかのように想像できる。

そして、身体も心も反応するんですね。

 

だから、いつも頭の中で何を想像してるか、で、

気持ちも体の状態もぜんぜん変わってきます。そして、やる気も変わってくるんですよ。

 

 

ここでいう未来記憶って、未来の自分のありたい姿、状態のこと。

未来、だから、どのようにでも自分の好きなように想像できますよね。

どうなるか、まだ、わからないんですから。

 

 

未来の自分の姿を、ありありと想像してみましょう!なるべく感情をこめて、

どうしても、そうなりたい!と思えるように想像するのがコツです。

 

もし何の制約もなかったら。。。「どうなりたい?」「何をやりたい?」

 

 

ただし、

この問いは、自分で言うだけではちょっと勢いがつきません。

だから、

「へえ〜」「いいね〜!」

「すご〜い!」

「その時、どんな気持ちだと思う?」

「何が見える?」

「どんな言葉をかけてもらえると思う?」

 

こんな風に、人から、なるべく詳しく聞いてもらって、よりリアルなイメージにしていく必要があります。

『実際にそうだろう』という今の自分が考えるイメージじゃなくて、

『こうだったら、最高!』

という未来記憶のイメージですよ。お間違えなく♪未来なんだから、なんでもアリです。

 

普通大人になってくると。

先の事に対して、

「新しい体験はわからないから心配、不安」

「これまで◯◯だから、またきっとこうだろう」と思いがち。

この後、

「どうせ。。。」が出て来たらアウトです。気持ちはしぼんでしまいます。

 

なので未来記憶って、漠然としたものがちょっぴりしかないのが普通です。

 (それに比べて、過去の記憶。ほっといても、山ほど増えていきますよね)

 

だから、夢を語ってる人を見かけたら、何はさておき「すご〜い!」って言ってあげてください。

「もっと聞かせて!」「ワクワクするね」

って、未来記憶がしっかり定着した後に、

 

じゃあ、そのために、何が必要?何からやる?

って聞いてあげてください。

 

間違っても、いきなり「そんなの無理無理」なんて言わないでくださいね〜

 

次回は、

未来記憶②イチロー選手の作文から見る、未来記憶の大切さ、です。