未来記憶③

♪未来記憶の効果
イチロー選手にとっての未来記憶は、
一流選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらう、プロ野球の選手になる、という夢。

ここまで具体的に、なれた時をありありと想像できたら、気持ちが楽しくワクワクしてきます。
こんな未来記憶を持っていると、やる気が出ます。
そして、実際にそうなった自分になりきって、振り返って考えてみると、今何からやっておきたいか?という今やるべき事がわかります


みなさんは、
大人になって初めて、学校のとき勉強、もう少しやっておけばよかったな、って思った事ないですか?
いろんな知識、経験を得た未来の自分が振り返って考えるから、
学生のとき何が必要なのか、ということに気がつくことができます。 


もし先に、毎日ランニング10キロ、なんて計画を立ててしまったら、その途端にやりたくなくなったり、やり始めても続かなかったりになってしまうのではないでしょうか?

ちょっと練習してみましょう。
今、夏休み中の学生さん、そんな子どもさんがいらっしゃる親御さん。

Q;何の制約もなかったら。。。
今年の夏休みが終わった時に、どんな状態、気持ちになっていたいですか?

「充実した夏休みだったな」
「部活がんばった」
「時間を上手に使う事ができた」
「宿題も計画的にすませて、余裕で迎えている」

それは、これから後のあなたにとって、どんな意味がありますか?

さらに未来の自分にとって、それはどんな意味があるでしょうか?
入試を前にして?
大人になった時に振り返って?
自分の子どもを持つようになって?


気持ちが違うでしょ?
自分がワクワクして、そうなりたい!と思うまで、未来記憶を作っていくのがコツです
その後で、具体的にどんなことをやってみたいのか、考えていきます。

この感情が、これからのドライブのガソリンのようなもの。
どうも気が乗らないな~と思ったら、すぐ給油してくださいね。


過去の記憶はほっておいても増えるけど、未来記憶は、自分で作らないと増えていきません。

大人であればあるほど、過去記憶が、たくさん頭の中にあって、
自分の気持ちにブレーキをかけてしまいます。

逆のサイクルをつくる考え方が、未来記憶を作る、ということ。
まずは、妄想で良いので、楽しい、ワクワクするような未来記憶を作れるような会話がご家庭でできるといいですね。