こころのGPS②

昔の話ですが、GPS機能のついた携帯もってたら。。。
という体験談を。
東京に行った時の事です。

午前中は銀座周辺にいて、午後から新宿に移動するために丸ノ内線の入り口を探していました。
ところが、どっちに向かっていいのかがわからなくなりました。
その頃は、携帯のナビなんてなかったので、自分が今どこにいるのかわからない。
そこで、こっちかなと思う方向に向かって歩き始めました。

5分歩いても、10分歩いても、地下鉄の入り口はありません。
15分歩いてやっと見つけたのは、銀座線の別の駅でした。。。
後でわかったのですが、どうやら90度間違った方向に向かった歩いてたみたいなんですね。

目的地と現在地をちゃんと知って行動しないと、無駄な努力をすることになる、という体験だったと思います。(あの時、携帯もってたらほんの数分で目的の駅にたどりつけたのにな)
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自分の目で見てる範囲の情報だけでは、どうにも量が少なすぎてわからないんですね。それと、自分の思い込みがじゃまをするかもしれません。
(先ほどの例だと、あっちかな?という自分の感を信じすぎたこと)

つまり、自分だけの情報じゃなくて、もっと広い範囲、高いところから見たような情報
客観的なデータ、がないと、本当の自分の現在地はわからない。ということですね。

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たとえば勉強の場合その情報を教えてくれものの1つが、テスト、だったりします。
模試なんか受けると、単語力はないけど、文法はまあまあ、とか、ちゃんと解説もついてきますよね。
それを元に、自分の現在の状態、能力がわかります。
ただ、
単語力が弱いからといって、じゃあまず単語1500覚えてね!
これでは普通、やる気、でませんよね。

その後に威力をはっきするのが、前回の未来記憶です。
単語を覚えたらどうなってるのか?どんな気分で、何やってるのか?しっかりとイメージします。
それなら、やりたい!って思えるように。
この辺はコーチ(親御さんや先生)の腕の見せ所、でもあります。

コーチング的な思考で一番大切なのは、
現在地、前回やった、ゴール(実現したい未来)両方が、明確であること。
そして、ゴールは熱く、現在地はクールに。
他にも自分を客観的に知るための存在、GPSの衛星はたくさんあると思います。
鏡や、写真。録音した自分の声。ビデオなんかもそうですし、
人から言ってもらう言葉も、もちろん参考になります。
子供にとっては、親の存在は大きいですよね。
だから、親って、木の上に立って見る、って書くのかも?
見守るけど、口はあまり出さない、というのがいい加減なのかもしれません。
自分のこころのGPS。受信状態がいつも良好なように、心がけたいですね。