ことばの力

私たちは、毎日話しています。言葉を使って。

 

その言葉をどう選ぶか、どんな風に言うかで、人の行動や能力が変わるとしたら。。。

どうでしょうか?

 

 

以前ご紹介していますが、黒柳徹子さん。

 

小さいころに、かなりな問題児だった徹子さんのお話は、「窓際のトットちゃん」

有名です。

 

その時、

校長先生が、

「きみは、ほんとうはいい子なんだよ」

と、いつも言ってくれたこと。

 

これが、徹子さんにとって、とてもパワフルな力があったということです。

 

行動は少々問題があったかもしれないけど、

あなたは、いい子だよ。

 

そんな風に言ってもらえたら。。。誰だってうれしいですし、

行動はしかられたけど、自分自身はいい子なんだなって、無意識に思います。

 

 

逆のこんな話も聞いたことがあります。

 

ある幼児教室で。なかなか先生の言うとおりにやれない自分の子供に

お母さんが口癖のように「もう、あんたはバカなんだから」

と言い続けた結果、その子は、ますます「馬鹿な行動」をエスカレート

させていったとか。

 

こういう言葉、あんがい、自分に対しても気軽に言ってないでしょうか?

 

「あ〜もう、私ってバカね」

「私っていつも三日坊主だから」

 

本当にそうかどうかは別にして、

その言葉を聞いた事で、無意識の中にも、「私は三日坊主、あきっぽい」という

刷り込みが行なわれてしまいます。

 

おもしろいことに否定的なことばって、すぐインプットされてしまうんですよ。

(逆はそうじゃないのに不思議ですね)

 

 

何にしても、自分で

「○○なんて、できない」

「私は ×× 」

と否定的に言ってしまえば、決してできるようにはなりません。

 

自分自身が、できない、と思っているので、

そんな能力は発揮されませんし、

行動もできない、というわけなんですね。

 

その思い=信念を現してるのが、言葉です。

 

どうせなら、

未来に向けて、可能性が広がるような、そんな言葉を選んでいますか?

 

 

「自分自身と、行動は別」


そういうと、みなさんキョトンされますが、

行動は行動。気が付いたら、変えればいい。

 

そう思えれば、どんなに気持ちが楽になることか。

 

こういうと、よく出てくる言葉が、だって。。。

のような否定的な言葉です。 

なるべく使わない方が良い言葉の代表は、

 

でも、だって、どうせ

3Dです。

 

普通に想像しただけで、こんな言葉を多用していたら、

新しい行動は続きそうではないですね。

 

そして、

 

○○したいけど、

でも、××だし、

どうせ私は△△だから。。。

 

 

こんな言葉を会話でいつも使っていたら、どんな気分になるでしょうか?

言葉の影響をいつも自覚して、いつも気をつけていたいな、と思います。

 

最後に、マザーテレサの言葉です。

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉にきをつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。