響きあうコミュニケーションのためのステップ1♪聴く

コーチングの中でももっとも大切なスキル、

それは、聴く、です。

 

人の話を聴く。

 

誰でも毎日やっている、やってると思っていることですよね。

 

 

 

でもそれは、表面上の、情報の伝達レベル

もしくは、「はいはい、聞こえてま〜す」という、聞こえてるレベル。

 

 

そう思って普段の会話を眺めてみると。。。

けっこうみんな好きな事しゃべってますよね。

 

あるときレストランで目撃した光景。

 

同年代の女性が4、5人。子どもと旦那についての会話で盛り上がっていました。

 

みんな、人の話、聴いてません!

一人の人が話し終わる前に、もう次の人が「そうそう、私もね。。。」

と話し始めています。

 

もちろん、普段の会話ではそれでいいんですよ。

雰囲気もいいですし、楽しいですよね。

 

ただ、誰しも自分の話を聞いてもらいたい!という思いは持っています。

だから、誰かがちゃんと聞き届けてあげないと、

いつまでも聞いてもらえなかった、という不満が残ってしまいます。

 

まあ普通はそれほど深刻でもないですし、

気がつかない程度だったりするんですが。。。

 

それでも、ぜんぜん自分の話を聞いてくれなくて、自分の事ばかり話す人って、

あんまり友達多くなさそうですよね(笑)

 

そこでまず考えてみたいのですが、

なぜ、どんなコミュニケーションでも、「聴く事」が

大切だ、と言われるのでしょうか。

 

実際「聴いてもらう事」って、相手にどんな効果があるのでしょうか?

効果がちゃんとわかっていれば、

やってみよう!という気も起こるはずですね。

 

私もコーチングを勉強始めるまでは、聞けてるし、聞いてもらってる、

と思っていました。

 

ところが、本当に聴いてもらった時。

 こころが、すっと軽くなるのを感じました。

さらに聴いてもらってるな〜と感じた時、思わず涙がこみあげてきたのです。

 

そんな、おおげさな、と思われますか?

話をまず、受け止めてもらえる。

それが、こんなに自分の気持ちに変化をもたらしてくれるなんて、

体験してみるまで知りませんでした。

 

 

♪聴いてもらう事の効果

 

  *思考レベル

    考えがまとまる、自分自身で話す事で気づきがある

  *感情レベル

    とても気持ちが楽になる。すっきりする。

    前向きになる。元気になる。頑張ろう、と思える。

  *お互いのコミュニケーション  

    信頼が深まる。

    感謝の念がわく。

 

そしてなにより、聴かれる嬉しさがわかるので、人の話を自分も聴いてあげる気になる。

 

 

よく、悩み事を聴いて!といって、話しまくって、

こっちのアドバイスなんか聞かないで「ありがと!」って去って行ったけど、

あれって何よ〜

という話聞きますね。

 

こう言う時、聞いてあげた方が、自分が聞いた事が効果があった!と喜ぶよりも

自分のアドバイスは役に立たなかったの?ということに不満をもつみたいです。

 

だけど全然そんな事はないんです。

真剣に聴いてあげるだけ、それだけで、ものすごく大きな効果があるんですね。

 

まず、大切な誰かの話を、最後まで聴いてあげてみませんか?

そうした時に、自分の中でわいた思い、感情、そして相手の変化。。。

 

そこに、コミュニケーションを良くするヒントがたくさん含まれています。

 

♪あなたは、誰の話を聴いてあげたい、つまり、誰と信頼関係を築きたいですか?