ほめる

前回お話しした、

信頼関係を築くポイント 存在を承認する

 

あいての存在そのものを

笑顔、や会釈

あいさつ、うなずき、などで認めてあげる、ということ、つまり

 

言葉ではない部分で伝わることでした。

よりよいコミュニケーションのための温かい環境をつくるために。

 

今日とりあげるのは、もう1つの承認。

相手の行動をことばでも認め、ほめてあげること。

能動的承認、とでもいうのでしょうか。

 

これがあると、何かやっていても相手の成長度合いが違うと思います。

 

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ところで、一方で、

「ほめないほうがいい」と言われる事もあります。

 

理由として、

褒めるということは、上から目線だから

相手が、褒められることを目的にやる事になるからよくない

褒めたら調子に乗る、つけあがってかえってよくないから

 

みなさんはどう思われますか?

 

 

 

どんなことばがその人の心を温かくするか、それは人によっても状況によっても

違います。

場合によっては厳しい言葉の方が、後から考えてありがたいな、と思う事もあるかもしれません。つまり、ただ単に褒めればいいというものではないということですね。

 

でも

やはりほとんどの人にとって、褒められることって、やっぱり嬉しいこと、

元気の出る事なんじゃないでしょうか。

 

私は褒められたくない、という人、あんまり聞いた事ありませんよね。

「そうそう褒めてもらっても、別に嬉しくない」という

褒め方の難しい人(苦笑)はおられると思います。そういう方でも、

こんなタイミングで、とか、

この人からなら、とか、

ちゃんと褒められて嬉しいポイント、というのはあるんですね。

 

つまり、その人にあった褒め方がある。

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こんな例があります

 

元ドジャース監督のトミー・ラソーダ は、

選手毎に褒めることばを変えていたそうです。

  Great !

    Excellent!!

    Wonderful!!

    Amazing!


などなど。声をかけた時の相手の様子を見て、よろこんでないな、とおもったら次は別のことばを。

という具合。

 

選手一人一人がどんな時に、どんなことばを書けられたら喜ぶか、を探したそうです。

 

 

英語は書ける褒め言葉が多い原語だと思いますが、

それでも、これは簡単な事ではありません。

 

相手をよく見てないとできませんし、

相手の表情、様子、ことばにも注意をはらってないと

わかりませんよね。

 

ポイントは、相手の行動が良い方へ促進するかどうか。

 

賞賛♪すごいね!素敵!さすが!

感謝♪ありがとう、助かるよ

ねぎらい♪お疲れさま、大変だったね、よかったね

はげまし♪大丈夫、◯◯さんならできるよ

 

こうしてみると、聴くにしても、承認するにしても、

実はとてもエネルギーのいる事なんだ、ということがお分かりだと思います。

 

 

じゃあ、なぜ、こんな事をしたほうがいいのかって?

 

それは。。。

 

 

コミュニケーションとは、相互作用、だから。

 

相手に伝えたことばは、ちゃんと自分にも返ってきます。

 

ありがとう!

助かったよ。

すごいね。

さすがだね〜

 

何より、ことばを伝えている、その人の気持ち

それが大事なんじゃないでしょうか。

 

心からの、こんなことばがあふれてる。

そんな人間関係のある街、職場、学校は

どんな雰囲気になってると思いますか?