2018.11 防府市留守家庭児童支援員向け講演
未就学児保護者向け子育て学習会
(牟礼小、牟礼南小)
2017.9 防府留守家庭児童支援員向け
「しつもん型コミュニケーションで
子どもの考える力を伸ばす」
2016.11 子育て学習講演会
松崎小学校、新田小学校ほか
2016.9 コミュニケーションがうまくいく
5つのステップ:右田小学校
2016.2 音楽とコミュニケーション
:小野公民館女性学級
2015.11 子育て学習講演会:松崎小学校
2015.7 タイプ分けで知る、コミュニケーションのコツ:右田小学校PTA研修
2012年から3年間 FMわっしょいで、
「ためしてハッピ―♪コーチング的生活」コーナーを担当。コミュニケーションのコツについて、やる気のツボなど、コーチングの観点から、さまざまな役に立つヒントをお届けする。
昨年は、コミュニケーションの4つのタイプについて、
一つ一つ見てきました。
ご自分のタイプ。
家族や友人、仕事の関係者など、周りの人のタイプ。
ただ単に「あの人は××だから。。。」ではなく、
どんなタイプなんだろう?
どうやったら、うまく伝わるかな、と考えることで、
少し人間関係は楽になったのではないでしょうか?
(まだ自分のタイプがわからない!というかた、
コミュニケーションタイプ診断をしてみませんか?上記問い合わせからお問い合わせください。
無料です!)
ところで
もともと、
コミュニケーションって、どんな意味だと思いますか?
日本語の辞書では
「人の間で行われる、知覚、感情、思考の伝達。
言語、文字その他の視覚や聴覚に訴える各種のものを
媒介とする」
英語では。。。
「話す、書くなどのプロセスによって、人が
情報をかわすこと。
考え、感情を表現し、(人と)情報を共有する方法」
そもそも、これにあたる日本語がない!
ということに今回気が付きました。
日本の
「察する文化」
自体は、私もとても好きです。
思いやりの文化とも言えますよね。
表情や、しぐさなど、
ことばだけでなく、それ以外の要素から
相手の考えてることを察する、というのは、
どちらかというと高度なテクニック、とも言えます。
お互いが良く知ってる人だけの、小さなコミュニティー
であれば、
察しない人がいれば、
「こんなの常識なのに」
「言わなくてもわかるはずよ」
「空気読めないのかな」
という反応もありかもしれません。
ですが、
現在のような社会情勢では、それだけでは問題が
起きた時に対処しにくい、そう思います。
そこでまず次回は、私たちが、ついつい、
あまり効果はないと知りつつ、はまってしまういつものパターン
をご紹介したいと思います。
2014年のためしてハッピーは、ずばり、コミュニケーションのつぼ。
人生の悩みの大半は人間関係、
コミュニケーションの悩み、とも言われます。
コーチングって、コミュニケーションを良くするための
ツールでもあるんですよ。
知ってると人間関係が楽になる。
お互いにいいところを認め合える。
力が発揮できる。
(職場、家庭など)人の集まる場の雰囲気がよくなる。
などなど。
そして、
今年の試してハッピーの
キーワードは
「みんな違ってみんないい」です。
金子みすずの
「私とことりと鈴と」
という詩がありましたね。
人間と、動物と、物。ずいぶん違いますが、
人もみんなそれぞれに違います。
感じ方。
ものの見方。聴こえ方。
考え方。
得意な事、苦手な事。
嬉しい事、いやな事。
価値感。
外国と日本とももちろん違いますが、
日本人同士でも人はみんな違うのに、
「同じはず」と思ってるところに、
まず、コミュニケーションが上手く行かない元があります。
あの人とは、違うから合わない、と言って付き合わなくて済めば簡単ですが、
職場など、そうも言っておられない場面もたくさんあるのではないでしょうか。
違いを理解したうえで、うまくコミュニケーションできるといいですよね。
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★違いを理解するための、指標としてのタイプ分け
ただ、
みんな違う、のですがそれだと、
どうしていいかわからない、ですよね。
なので、今回のためしてハッピーでは、
コミュニケーションのタイプと特徴、
そして、
人と人が仲良くなれるコツ、
タイプを知ったうえでの、うまい対応の仕方、
伝え方のヒントをたくさん
お伝えしていこうと思います
自分自身や、相手について知ること
その上で、より良い関係を築いたり、
うまく伝えたりするヒントを沢山お届けして行こうと思います。
―――――――――――――――――
★タイプ分けの概要
それでは、さっそく
コーチングでは、コミュニケーションのタイプを、
*感情のあらわしかた
*自己主張の程度
というふたつの軸で、分類し、4つのタイプにわけています。
職場。家庭、学校など、ある程度複数の人がいるなかでの
自分の行動、感情、思考の傾向です。
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感情表現が強く、自己主張も強い「たのしいタイプ」
楽しいこと大好き。目立ちたがりやさんです。
感情表現が強いけど、自己主張は少ない「気配りタイプ」
争いは大嫌い。人の気持ちが気になるタイプです。
自己主張が強く、感情表現は少ない「社長タイプ」
自分が主導権を取りたい、実績重視タイプ。
自己主張が少なく、感情表現も少ない「学者タイプ」
正確さが大切なタイプ。関心あるのは、人よりデータ。
コーチングにおけるタイプ分けは、臨床心理学、組織行動学などをベースに人のコミュニケーションスタイルを4タイプに分類したもの。
ここではタイプの名前を、わかりやすい日本語にしてみました。
たのしいタイプ 社長タイプ
学者タイプ 気配りタイプ
最近は、携帯のアプリにも、簡単にタイプを判定できる「タイプ分け」アプリがあります。
For Android 170円、For iPhone 200円)
興味のある方はぜひやられてみてはいかがでしょうか?
ディズニーストラテジー。
ディズニーストラテジーは、ロバート・ディルツ氏によって解明された、
ウォルト・ディズニーの成功の秘訣を体系化したものです。
ディズニーはアイデアを出すときに、 3つのポジションにきっちりとわけて、
目的に応じて使い分けていた、という話。
その3つとは。。。
ドリーマー(夢見る人)の部屋
リアリスト(現実的な人)の部屋
クリティクス(批判する人)の部屋
この3つの人格的な要素は、みんなある程度持っています。
ただ、人によって、偏っているようです。
ある人にこの話をすると、 あ、自分はいつもクリティクス的な発想が多いかも。
また、別のある人は、 どっちかというと、現実だけみてるかな~ という感じです。
私はどちらかというと、リアリスト的な発想が多いので、
計画立てたり、プロセスを考えたりするのは得意ですが、
大きな夢や、目標を持つ。。。というのは苦手。
この3つのポジションのうち、
なかでも重要なのは、ドリーマーの部屋。
ブレーンストーミングも同じような効果がありますが、
場所まで変えて、ここでは批判はなし!とする徹底さは、
ディズニーならではかもしれません。
人のやる気、エネルギーを上げてくれるのは、「ドリーマーの部屋」なんじゃないかな~
そこは、なんでもありの夢を語る部屋。
人間の脳というのは、はじめはどうしても 意識がブレーキになっていて、
アイデアが出た瞬間に 「だって」 「でも」 と否定的になってしまうもの(大人は特に)
その枠をいっさいとっぱらって、夢だけ語ることが 大事なんです。
突拍子もないことでもOK 実現しそうもないなあ、と思うことでもOK 否定しない。
なるべくたくさんアイデアを出す。 楽しい雰囲気で。
そのあとで、 「リアリストの部屋」に行き、
具体的にはどうやって?
どんなやり方、プロセスが必要だろうか?
そのためには、何が必要?
利用できるものは?
今から手に入れる必要があるものは? などなど。
具体的に考えていきます。
そして、 次は「クリティクスの部屋」。
もし、◎◎になったらどうするの?
○○のことは、どうする?
というように、あやふやなところ、不安な点への質問が出てきたら、
その質問をもって、また「ドリーマーの部屋」へ。
「クリティクスの部屋」で出た疑問点もふまえて、 またアイディアをたくさん出します。
ポイントは、今何を考えてるか、
目的をしっかりと分けて自覚しておくこと。
そして、クリティクスの質問には、感情をまぜないこと。
「なに夢みたいなこと言ってるの!」のニュアンスがまざると
やる気そのものがなくなってしまいますよね。
ちょっと夢を考えては、すぐ、「やっぱりだめかも」 では、決してやる気は上がりませんし、
行動も起こせませんよね。
子供は概して、ドリーマー的なことが多いです。
だから、大人が聞くと、「何言ってんの~」 ということをいうこともあります。
その時に、すぐ「そんなの無理でしょ」(クリティクス)
「そんな事言ってないで、勉強しなさい!」(リアリスト) でしか応対してないと、
夢もすぐしぼんでしまいます。
そして、夢を見なくなるんです!
夢、というのは、未来に向けての希望じゃないかな、 と思っています。
夢ばかりじゃあダメかもしれないけど、 夢があるから、
これまで人類の歴史は発展してきました。
だから、夢をしっかりと具体的になるまでしっかりと聞いてあげて、
そのあとに、ではその夢に一歩近づくために、 何から始める?
もし心配があるとしたら、何かな?
などのように、話を引き出していくのがコーチングコミュニケーションです。
あなたは、周りの人の夢をつぶす「ドリームキラー」 になってませんか?
もしかしたら、自分で自分の夢をつぶしてしまってるかも?
ちなみに、この3つのポジション
部屋に別れれば、効果絶大(それぞれにふさわしい飾り付けしたりして)
椅子、でもいいですし、
なんでもいいです。
ようは、実際に体を動かしながら、目的がこんがらがらないように、
考えることが大切ですから。
新学期、新生活に向けて、夢の膨らむこの時期だからこそ、
ディズニーに学ぶやる気の出し方、 周りの人と、ちょっとためしてみてくださいね!
久しぶりに放送内容をブログに書いています。
7月から、やる気のツボ、ということで、お話してきた内容は、
量が多いので、
「ステップメール」という形でみなさまにもう一度読んでいただけるように
準備をしています。しばらくお待ちくださいね!
さて、新春は、
人のやる気を引き出して、行動してもらうには。。。
ということで、このテーマで3月までお話をさせていただく予定です。
前回お話しした、
信頼関係を築くポイント 存在を承認する
あいての存在そのものを
笑顔、や会釈
あいさつ、うなずき、などで認めてあげる、ということ、つまり
言葉ではない部分で伝わることでした。
よりよいコミュニケーションのための温かい環境をつくるために。
今日とりあげるのは、もう1つの承認。
相手の行動をことばでも認め、ほめてあげること。
能動的承認、とでもいうのでしょうか。
これがあると、何かやっていても相手の成長度合いが違うと思います。
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ところで、一方で、
「ほめないほうがいい」と言われる事もあります。
理由として、
褒めるということは、上から目線だから
相手が、褒められることを目的にやる事になるからよくない
褒めたら調子に乗る、つけあがってかえってよくないから
みなさんはどう思われますか?
どんなことばがその人の心を温かくするか、それは人によっても状況によっても
違います。
場合によっては厳しい言葉の方が、後から考えてありがたいな、と思う事もあるかもしれません。つまり、ただ単に褒めればいいというものではないということですね。
でも
やはりほとんどの人にとって、褒められることって、やっぱり嬉しいこと、
元気の出る事なんじゃないでしょうか。
私は褒められたくない、という人、あんまり聞いた事ありませんよね。
「そうそう褒めてもらっても、別に嬉しくない」という
褒め方の難しい人(苦笑)はおられると思います。そういう方でも、
こんなタイミングで、とか、
この人からなら、とか、
ちゃんと褒められて嬉しいポイント、というのはあるんですね。
つまり、その人にあった褒め方がある。
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こんな例があります
元ドジャース監督のトミー・ラソーダ は、
選手毎に褒めることばを変えていたそうです。
Great !
Excellent!!
Wonderful!!
Amazing!
などなど。声をかけた時の相手の様子を見て、よろこんでないな、とおもったら次は別のことばを。
という具合。
選手一人一人がどんな時に、どんなことばを書けられたら喜ぶか、を探したそうです。
英語は書ける褒め言葉が多い原語だと思いますが、
それでも、これは簡単な事ではありません。
相手をよく見てないとできませんし、
相手の表情、様子、ことばにも注意をはらってないと
わかりませんよね。
ポイントは、相手の行動が良い方へ促進するかどうか。
賞賛♪すごいね!素敵!さすが!
感謝♪ありがとう、助かるよ
ねぎらい♪お疲れさま、大変だったね、よかったね
はげまし♪大丈夫、◯◯さんならできるよ
こうしてみると、聴くにしても、承認するにしても、
実はとてもエネルギーのいる事なんだ、ということがお分かりだと思います。
じゃあ、なぜ、こんな事をしたほうがいいのかって?
それは。。。
コミュニケーションとは、相互作用、だから。
相手に伝えたことばは、ちゃんと自分にも返ってきます。
ありがとう!
助かったよ。
すごいね。
さすがだね〜
何より、ことばを伝えている、その人の気持ち。
それが大事なんじゃないでしょうか。
心からの、こんなことばがあふれてる。
そんな人間関係のある街、職場、学校は
どんな雰囲気になってると思いますか?
コーチングの中でももっとも大切なスキル、
それは、聴く、です。
人の話を聴く。
誰でも毎日やっている、やってると思っていることですよね。
でもそれは、表面上の、情報の伝達レベル。
もしくは、「はいはい、聞こえてま〜す」という、聞こえてるレベル。
そう思って普段の会話を眺めてみると。。。
けっこうみんな好きな事しゃべってますよね。
あるときレストランで目撃した光景。
同年代の女性が4、5人。子どもと旦那についての会話で盛り上がっていました。
みんな、人の話、聴いてません!
一人の人が話し終わる前に、もう次の人が「そうそう、私もね。。。」
と話し始めています。
もちろん、普段の会話ではそれでいいんですよ。
雰囲気もいいですし、楽しいですよね。
ただ、誰しも自分の話を聞いてもらいたい!という思いは持っています。
だから、誰かがちゃんと聞き届けてあげないと、
いつまでも聞いてもらえなかった、という不満が残ってしまいます。
まあ普通はそれほど深刻でもないですし、
気がつかない程度だったりするんですが。。。
それでも、ぜんぜん自分の話を聞いてくれなくて、自分の事ばかり話す人って、
あんまり友達多くなさそうですよね(笑)
そこでまず考えてみたいのですが、
なぜ、どんなコミュニケーションでも、「聴く事」が
大切だ、と言われるのでしょうか。
実際「聴いてもらう事」って、相手にどんな効果があるのでしょうか?
効果がちゃんとわかっていれば、
やってみよう!という気も起こるはずですね。
私もコーチングを勉強始めるまでは、聞けてるし、聞いてもらってる、
と思っていました。
ところが、本当に聴いてもらった時。
こころが、すっと軽くなるのを感じました。
さらに聴いてもらってるな〜と感じた時、思わず涙がこみあげてきたのです。
そんな、おおげさな、と思われますか?
話をまず、受け止めてもらえる。
それが、こんなに自分の気持ちに変化をもたらしてくれるなんて、
体験してみるまで知りませんでした。
*思考レベル
考えがまとまる、自分自身で話す事で気づきがある
*感情レベル
とても気持ちが楽になる。すっきりする。
前向きになる。元気になる。頑張ろう、と思える。
*お互いのコミュニケーション
信頼が深まる。
感謝の念がわく。
そしてなにより、聴かれる嬉しさがわかるので、人の話を自分も聴いてあげる気になる。
よく、悩み事を聴いて!といって、話しまくって、
こっちのアドバイスなんか聞かないで「ありがと!」って去って行ったけど、
あれって何よ〜
という話聞きますね。
こう言う時、聞いてあげた方が、自分が聞いた事が効果があった!と喜ぶよりも
自分のアドバイスは役に立たなかったの?ということに不満をもつみたいです。
だけど全然そんな事はないんです。
真剣に聴いてあげるだけ、それだけで、ものすごく大きな効果があるんですね。
まず、大切な誰かの話を、最後まで聴いてあげてみませんか?
そうした時に、自分の中でわいた思い、感情、そして相手の変化。。。
そこに、コミュニケーションを良くするヒントがたくさん含まれています。
♪あなたは、誰の話を聴いてあげたい、つまり、誰と信頼関係を築きたいですか?
ちょっと聞き慣れない言葉ですね。
フィジオロジー。直訳すると、生理学。
ここでは、身体の状態と気持ち、パフォーマンスの関係、と思ってもいいかもしれません。
古来、人の気持ちの状態と、身体の状態は密接に関わりを持っている、
ということが知られていました。
たとえば、
何かでカッとして怒った時には、身体が熱くなり、こわばって、声も固く乱暴になります。
たぶん血圧もあがり、息も早くなりますよね。
このように、
普通、何かがあって、その結果として身体の状態が変わるだけ、と思いがち。
ところが身体の状態は、自分の内的な状態に左右されるだけなのか?
というと、そうでもないみたいなんですね。
よくこういうお話を聞いた事がありませんか?
楽しいから笑うのではない。笑うから楽しくなるんだ。
人の脳は、自分がどんな状態か、
五感から入ってくる情報で判断しています。
これは、テレビでやっていた実験のお話。
同じ漫画を2つのグループに読んでもらい、面白さに点をつけてもらいます。
①普通に読んだグループ
②割り箸を口にくわえて読んだ(つまり笑ってる状態に無理矢理なってる)グループ
さて、結果はどうだったか?
明らかに②のグループの方が、面白い、と感じている割合が高かったそうです。
つまり、身体がどんな状態かによって、脳は大きく影響をうけるんですね。
同じように、外からの刺激が気持ちを左右します。
きれいなものを見たら、いい気分になるし、
良い音楽を聴いてもそう。
美味しいものを食べながら、不機嫌になるって難しいですよね(笑)
ためしに、ちょっと落ち込む事を考えてみてください。
どんな姿勢になってますか?
おそらくちょっと猫背になって、目線もさがり、身体の力も抜けてますね?
普通は、こういう時、どうしようもない。。。と思ってしまいますが。。
身体の状態を変える事で気持ちを変える事も、可能なんですよ
背筋をちゃんと伸ばして、目線をあげてみてください。
そして力強い声で「大丈夫!」って言ってみてください。
そのままで、落ち込む事を考え続ける事ができるでしょうか???
なんだか、落ち込んでる自分を笑っちゃいたくなりませんか?
こんな感じで、
「自信がないんです」
「では、自信があるように振る舞ってください」
というような、禅問答のようなやりとりもあるんです。。。
これは実話。
昨年の始めに、あるセミナーで学び始めた時、
「目標は?」と聞かれて、
「自信をもつ事です」
と答えた私に、講師の方は、
「じゃあ、今から自信をもってやりましょう!」
と明るくおっしゃいました。
最初は???でしたが、徐々にわかって来たのは、
自信のない言動をしていたら、いつまでたっても自信はでて来ない、
ということだったんですね。
さて、みなさんが手に入れたい状態はどんなものでしょう?
その状態にふさわしい姿勢って、どんなのかな?
まずは。。。
ちょっと落ち込んだとき、
顔を上げて、上をしっかりとみながら、背筋を伸ばしてみてくださいね!
私たちは、毎日話しています。言葉を使って。
その言葉をどう選ぶか、どんな風に言うかで、人の行動や能力が変わるとしたら。。。
どうでしょうか?
以前ご紹介していますが、黒柳徹子さん。
小さいころに、かなりな問題児だった徹子さんのお話は、「窓際のトットちゃん」で
有名です。
その時、
校長先生が、
「きみは、ほんとうはいい子なんだよ」
と、いつも言ってくれたこと。
これが、徹子さんにとって、とてもパワフルな力があったということです。
行動は少々問題があったかもしれないけど、
あなたは、いい子だよ。
そんな風に言ってもらえたら。。。誰だってうれしいですし、
行動はしかられたけど、自分自身はいい子なんだなって、無意識に思います。
逆のこんな話も聞いたことがあります。
ある幼児教室で。なかなか先生の言うとおりにやれない自分の子供に
お母さんが口癖のように「もう、あんたはバカなんだから」
と言い続けた結果、その子は、ますます「馬鹿な行動」をエスカレート
させていったとか。
こういう言葉、あんがい、自分に対しても気軽に言ってないでしょうか?
「あ〜もう、私ってバカね」
「私っていつも三日坊主だから」
本当にそうかどうかは別にして、
その言葉を聞いた事で、無意識の中にも、「私は三日坊主、あきっぽい」という
刷り込みが行なわれてしまいます。
おもしろいことに否定的なことばって、すぐインプットされてしまうんですよ。
(逆はそうじゃないのに不思議ですね)
何にしても、自分で
「○○なんて、できない」
「私は ×× 」
と否定的に言ってしまえば、決してできるようにはなりません。
自分自身が、できない、と思っているので、
そんな能力は発揮されませんし、
行動もできない、というわけなんですね。
その思い=信念を現してるのが、言葉です。
どうせなら、
未来に向けて、可能性が広がるような、そんな言葉を選んでいますか?
「自分自身と、行動は別」
そういうと、みなさんキョトンされますが、
行動は行動。気が付いたら、変えればいい。
そう思えれば、どんなに気持ちが楽になることか。
こういうと、よく出てくる言葉が、だって。。。
のような否定的な言葉です。
なるべく使わない方が良い言葉の代表は、
でも、だって、どうせ
の3Dです。
普通に想像しただけで、こんな言葉を多用していたら、
新しい行動は続きそうではないですね。
そして、
○○したいけど、
でも、××だし、
どうせ私は△△だから。。。
こんな言葉を会話でいつも使っていたら、どんな気分になるでしょうか?
言葉の影響をいつも自覚して、いつも気をつけていたいな、と思います。
最後に、マザーテレサの言葉です。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉にきをつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
イメージの力。
結果を変えたかったら、どうしたらいいのでしょうか?
たとえば、植物で考えてみますね。
リンゴの樹にたくさん実をならせたかったら。
稲にたくさん実るようにしたかったら。。。
関係ありそうなこと、全部考えてみましょう。
日光
土
水
肥料
気温
草を取る
他には???
いろんな要素が出てきましたね。
これが、「原因」
普通、「結果」を変えたいとき、人間って、なかなかそこに至る経緯や、「原因」となる要素については深く考えずに、同じ事を繰り返してしまいがちです。
人間関係でも、いつも注意してるのに子どもが勉強しない。。。
結果が変わってないのに、同じ事をやり続けちゃうんですよね。
人に何かを伝えたいとき、何が一番大切?と聞かれたら、
「良い人間関係」
というのは誰しもわかっておられるのではないでしょうか。
その上で、言い方、とか、使う言葉、タイミングなどを工夫する必要がありますよね。
何にしても、
それぞれの「原因」となる要素を、1つ1つ、工夫して良くしていったら、
「結果」も必ず良くなるはず、ですね。
それでは、
良くなる方法、やり方は、どうやって工夫すればいいのでしょう?
自分で考える?
達人に聞く?
(みなさんだったら、どうされますか?)
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ここで、一本の苗から1万個以上の実をつけたトマトの話をご紹介します。
1985年の科学万博で発表されました。
バイオ技術を使わずに、育てたトマトだそうです。
この技術を開発したのは、野沢重雄さん。
トマトの生長に関わる要素すべてを検討し、改良しつつ、
「植物は土に根を話しているために、潜在的な成長力が
一定に抑えられているのでは」
という発想で、土から植物を解放し、水耕栽培をすることで、
普通の千倍の身をつけるトマトを育て上げたのだそうです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この話からいろいろな事が学べますね。
何かを改良するのに、その原因となる要素を徹底的に考え改良する。
常識、と思えるような事すら、再検討する。
阻害要因となっているものは、できる限り取り除く。
植物の成長には土が必要、という常識を常識としなかったところに、
野沢さんのすごさがありますね。
そして、
もうこれが限界、と思っていても、案外そうではない、と相手の中にある可能性を信じる。
自分の人生の中における様々な事の結果を良くしていきたいとき。考えるヒントになれば幸いです♪
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そして、やる気をそこなうもう1つの原因が、今回のテーマ、
エンドゲイニングのわな
そう、わなです。これにはまると、こわ~いです。 エンド(最終結果)をゲイン(得る事)することだけを、マル。
意味がある、と勘違いしてしまう事。
たとえば、学生さんなら、 今度のテストで、数学を90点とる!
学年で10番以内になる!
こういう目標をたてて頑張ろうとする事はすごく良い事ですよね。
でも、もし最初に、 「ほんとに90点もとれるのか???」「80点じゃ意味ないし」
「10番以内に、なれる?」「なれなかったら、ダメじゃん。無理かも」
と自分で思ってしまったら。
これは、絶対やる気は起こりません。 まして、誰か人そんな事を言われてしまったら、
その場で気持ちはしゅ〜んとなってしまいます。
会社にお勤めの方なら、 当然、
「ノルマ的な感覚」で目標をとらえておられる場合もあると思います。 会社でのノルマって、
たとえ達成しても、じゃあ、次はこれね、 という感じで、さらに目標値が上がる。
もし、結果がでないなら、ゼロも同じ!という考え方にはまってしまいますよね。
また、オリンピックをめざしてがんばってた人が、代表になれなかった、金メダルをとれなかった。
これを、「意味がない」と思ってしまったら、どうせだめだから、やめとこう。 という風に、
行動はなかなか起こりにくくなってしまいます。
つまり、エンドゲイニング的な考え方だと、
せっかく始めても、途中でくじけちゃったり、
そもそも、スタートできなかったり。
そして。。。 結果がすべてなので、結果を早くだそうと
あせったり、イライラしたりしやすくなる
もし、結果が思った通りでなかったら、それまでの過程がゼロ、意味がない、と思ってしまう。
その時に自分の周りにいる人が、がんばれ~って、励ましてはくれるけど、
「良い結果」を出すまでは、認めてくれない。
これは、つらいです。
これは、「ハーバードの人生を変える授業」という本の中にあった話。
最近の若者(アメリカの、ですが)は、絶えず褒めてないとすぐ不満を言ったり、やめてしまう。
甘やかされたこの世代「ほめられ世代」は、自信をつけようと、たえず褒められて来た。
その結果、逆にもろいプライドの、自信のない人間になってしまった、というのです。
褒める事については、賛否両論ありますね。
私は基本的には人は褒めて伸ばしてあげた方がいいと思っていますが、 「どこを」褒めるか、
は大事なポイント。
単純に結果だけほめてたら、 頑張って90点とれたひとと、
適当にやって90点取れた人が、同じ事になってしまいますよね。
適当にやってるように見える人がみんな本当にそうかどうかはおいといて、
そんな人の方が、高い能力あるんじゃない、ってことになってしまうと、
プロセスを頑張る事がばからしくなってしまいます。
だけど、最終的に、目標としたもの=ゴールに たどり着けなかったとしても、
それまでの過程、プロセスで得られるものがたくさんあるのではないでしょうか?
根気強く取り組む、とか、
計画を建てる力がつく、とか、
頑張ってる姿を見て、励ましてくれる人にめぐまれる、とか。
けっして、とりくむだけでも無駄ではない、ということを
ぜひぜひ子供さんにも教えてあげてほしいです。 なので、自分に対しても、人に大しても、
まず、やれてる事=行動している事を認めてあげましょう。
今日のテーマは
「キリン、書けますか?」です。
みなさんは
何か新しいことをやろうとして、「あ~とてもできそうもない」
って、あきらめたことって、ありますか?
私はけっこうあります。
やってみたいな〜と思っても、すぐ「難しそう!」「私には無理」
とか、「なんだか大変」「もしできなかったら、いやだし」
とか、いろんな考えが浮かんで来て。
確かに、今の自分にはとても無理!と思う事って、トライするのには、
勇気がいりますよね。
だけど、ちょっと思い出してみてください。
小さかった頃。
お兄ちゃんやお姉ちゃんたちが乗ってる「自転車」
すっごく乗りたくなかったですか?
その時、どうやって乗れるようになりましたか?
私は、自分で言うのもなんですが、運動音痴なんですが、それでも自転車には乗りたかったんでしょうね。ある日親に「自転車買って!」とねだったそうです。最初は補助輪をつけてもらって。親に付き添ってもらい、ひたすら練習。
普通の人は1、2日もあれば乗れるようになるのを、たぶん倍くらいかかって、それでも乗れるようになりました。始めて乗れたとき、うれしかったな〜
そう、子供の頃って、できそうかどうか、は あまり考えずに
やりたいことにトライできるんですね。
だから、どんどん新しいことができるようになります。
大人になると、どうしても「無理かも」と、頭で先に考えてしまいがち。
なぜなら、「できないかもしれないゴール」の姿を想像してしまうから。
こういう時は、どうするんでしたっけ?
そう、良い未来記憶を自分で作る、でしたね。
自分で積極的に、「手に入れたい未来のイメージを創造する」
これがやる気の原動力になるんですね。
だけど、「できそうもない」という思いは強力です。それがあると、なかなかスタートできません。
ただね。最初の「できない!」というイメージが必ずしもあたってないかも、
ということなんです。
そこで、今日のテーマ
「キリン」
あるセミナーの中で、キリンという漢字を、書けますか?
というのを聞かれた時、私は、最初、「絶対無理!」と思いました。
もちろん、辞書を引けば書けますよ。
だけど、今、書け、といわれても、知らないし~
と思って、書こうともしませんでした。
キリンって、伝説の動物なんですよね~
姿を思い浮かべられますか?
あの、○○ビールのキリン。あれは、何の動物だと思いますか?
実は、鹿、なんです。
だから、キリンという時を書く時は、まず、
鹿を2匹書きます。ちょっとだけスリムに。
鹿 鹿
鹿が2匹なので、其の一、其の二ってことで、
鹿の横に、其、を加えます。
鹿其 鹿
それから〜
右側の鹿の横には、隣、という感じの右側を書きます。
これで、
麒麟
のできあがりです。
どうでしたか?書けました?なんだか、明日言われても、またすぐ書けそうですよね。
というわけで。
知らない、と思ってましたが、実は、1つ1つのパーツは、
もうすでに自分の頭の中にあったんです。
知らなかったのは、あの漢字が、どんなパーツで構成されているか、という知識。
それを教えてもらったら、すぐ書けたし、1度書ければもう忘れません。
最初に何かやりたいことができた時浮かんでくる「できそうもない」という思い。
これは、たいていの場合、あたってません。
なので、コーチングでは、本当にやりたいことが明確になった時、
その目標を、1つ1つの要素に分解します。すると、なんとなく、「できそうな」気分になってくるんですね。そして、
今の自分にもできることから始めていきます。
その時のコツは、
300%、確実にできる事を考えて実行する事。
その積み重ねが、また自信をつけてくれます。
昔から、
千里の道も一歩から
というのは、まさに、その通りで、
まず、千里の道を行こう!という意思がないと、始まらない。
そして、その最初のステップは、まず、一歩から。
その時に、「やれる能力があるかどうか」と心配していたら、何もできないです。
能力は、足りなければ、途中で身につければいい。
そうそう、おとぎ話の
ももたろうだって、
最初に、鬼退治をするぞ!と決め、出発し、
道の途中で、仲間を見つけていったんですよね。
というわけで。
何か目標ができた時の、心理的な壁を低くする考え方として、
目標を小さな単位に分けて、もう一度よく考えてみる。
その例として、「キリン」のお話でした。
今度何か、「できな〜い」と思った時は、あきらめる前に、このお話を思い出してくださったら嬉しいです。
今回はこれまでの復習編です。
考え事をしている時、私たちはいつも過去や未来、そして現在。どこかの事について考えています。
ただ、人によって、時間軸のどのあたりの事を良く考えてるかは違うみたいです。
みなさんは、どうでしょうか?
来週は何をしよう、というような未来の事でしょうか? それとも、もうすんでしまった過去の出来事でしょうか?
ネコは、明日の天気は気にしません。 犬が二匹集まって、昨日車にひかれそうになったから、 今日はこの道は気を付けよう、なんて相談してたり。。しませんよね。
動物と人の一番違う所は、このように、「時間の概念がある」ということなんですね。だからこそ高等動物、とも言えるし、だからこそ、よく悩む、とも言えると思います。
どちらにしても、過去に行ったり、未来の事を考えたり、まるで頭の中でタイムトラベルしてるみたいですね。
このタイムトラベルを、 自分にとってプラスになるようにするには、ちょっとだけコツがいります。
♪過去は変えられる(8/16)
思い出した過去のどこに注目して、どんなタイトルをつけるのかは、自分次第、ということでしたね。
嫌だった体験は普通あまり思い出したくないものですが、その体験って、ほんとうに100%、悪かったのかどうか?もう終わってしまった現在から見てみると、 違った意味にも気がつくかもしれません。
もしかしたら、そこからすごく良いことが学べてるかもしれませんし、それがあったからこそ、今の自分に活きてる経験値や知識があるかもしれません。
そう思うと、起こったことを振り返らずにほっておくのって、もったいない!ですね。
逆に、嬉しかった事、良かったことは、覚えてないことが多いです。 なぜかというと、嫌な感情というのは、再々湧き起ってくるものですが、嬉しい感情って、あっという間。だから、けっこう忘れてしまいます。
小さいころの旅行の話を子供にして「おぼえてな~い」
と言われてショックだったことはありませんか?
なので、なるべく過去の事でも、良かった点に焦点をあてて質問してあげるといいと思います。
「この8月楽しかった思い出は何ですか?」
「いま、上手く行ってることって何?」
と聞いてもらって話したら、その分だけ記憶に残りやすくなります。
そして、肝心なのは。。。
同じ過去記憶でも、嬉しかったことや、上手く行ってることを話してると、嬉しさがもう1度わいてきませんか? ご自分自身にでも、ご家族同士でも、ぜひぜひ質問してみて下さい。
質問して聞いてあげることで、エネルギーがわいてきます。 逆に失敗して落ち込んでる時は
「なんで(そんな事したの)!」
よりは
「次に活かすとしたら、どんなところ?」
などと聞いてあげるといいですね。
自分に上手に聴いてあげられるようになれば、そのまま 他の人にも言ってあげる事ができますよ〜
そして、未来記憶(7/19)
まだ見ぬ未来を、しっかりと活き活きと創造する。 これは誰とやっても楽しい会話です。
セミナーなんかで、 「10年後の自分を語る」見たいなワークをやると、すごく盛り上がって、 部屋の体感温度が上がった?と思うくらい。 聞いてもらって想像することが、エネルギーを生んでくれるんですね。
10年じゃ、現実味がない!という人は、1年後は?とか、 今月は?とか、もう少し近い未来を聞いてみるといいと思います。
私は、時々、月間スケジュールをみながら、
「今月は何があったら最高?」
って聞いてみます。
そして、遊び、学び、家族との時間など、自分にとって大切な予定を入れるようにしています。
とにかく未来への妄想なら、なんだってOKです。
年末までに何があったら、2012年がよかった〜ってなりますか?とか。
なので、ぜひぜひ、 お子さんに、
「大きくなったら何やりたい?」のような未来記憶を創造するような質問や、
勉強の事でも、
「2学期は何を頑張りたいのかな?」 というような、
やる気を刺激してあげるような言葉をかけてあげてくださいね。
答えがすぐ返ってこなくても大丈夫。 ちゃんと、問いかけは頭の中に残って、考え続けます。
「そっか、今はまだわからないんだね」 でOKです。
そして、答えが返って来たら、
「そうなんだ、頑張ってね、応援してるよ!」
と返事してあげてくださいね。
じゃあ、未来記憶を現実にするには、今、どうしたらいいのか? は、
その後に考えます。
その時は、 こころのGPSスイッチをONにして、
しっかり今の自分の状態を知るための情報をたくさん集めてくださいね。
過去の事を考える時は。。。
ちょっと気をつけないと、良い方にも悪い方にも記憶が歪んでしまう可能性が
あります。
たとえば、前回お話ししたように、
3年の1学期、英語だけ3だった、
というような「起こった出来事」「事実」は確かに変えられません。
だけど、
同じ出来事、起こった事をどう「解釈するか」「とらえ方」は、
その人その人で自由なんですよ。
「英語は1年から他のより苦手。だから3でもしょうがない」→あきらめて何もしない
というのと、
「じゃあ、この夏休み、英語の力を伸ばすために何ができるかな」→せっかくだから、
ホームステイで来ているアメリカ人と友達になろう!
というのとでは、
ぜんぜんその後の自分にとっての意味合いが違います。
つまり、
②過去は、自分の力で変えられる
お勧めするのは、
「過去の出来事を振り返るときは、今の自分のプラスになるように、とらえる事」
過去の記憶って、
いってみれば、
ビデオやアルバムのようなものなんじゃないかな、と思います。
それぞれに、タイトルが書いてある。
話してるうちに変わってしまう、過去記憶って、そんなものなのなら、
どうせなら、素敵なタイトルを付けておきたいですよね。
逆に
起こった出来事の記憶に、いやなタイトルをつけ、
そういう事ばかりいつも思い出して怒ったり、悲しんだりしている人がいたとします。
そう言う人の頭の中をのぞいてみると。。。
自分にとって嫌だった体験がたくさん。良かった体験は?あったっけ?という感じです。
想像してみてください。
そんな「いやな過去記憶」がどんどん増えていく、これからの人生。。。
どちらを選ぶか、は、自分次第、なんです。
(その時に、問題になってくるのが感情、ですが、これはまた別の機会に)
私たちが日ごろ参照している、重要なデータの1つに、
実は、「過去記憶」があります。
何か新しい事をやる時にも、
「前こうだったから。。。こんども無理かな」
とか、
人の話を聞いてて「あ~私も同じような体験、あるある」
とか
私たちは無意識に、常に過去記憶を参照しています。
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さて、今日のキーワード【過去は変えられる】
これを聞いて、え?過去と人だけは変えられないって良く言うよね、と思った方。
確かに良く言いますよね。
もう起こっちゃったことだから。。。変えられるわけがない。
ところが案外そうでもないんですね〜
今回は、2つの観点で、過去記憶、についてお話をします。
①be changed 過去は変えられてしまう
②Can 過去は変えることができる
まずは①から。。。
実は、ここで言う「過去」とは「過去の出来事」そのものでなく
「過去記憶」のこと。
記憶、というのは、自分の脳が覚えていると思う事なので
「事実」とは違うことも多々あります。
実は、とっても曖昧。ファジー。ある意味、いい加減???
たとえば、
先週同窓会等に出席して、懐かしい友達に会ってお話しする機会がありました。
すると、おもしろいことがわかりました。
同じ出来事なのに、友達と自分と覚えている事が違う!
自分はすごく覚えてたのに、相手が「そんな事あったっけ〜」という反応。
とても不思議な気分でしたが、そうなのかな〜と、自分の記憶の軌道をちょっと修正。
記憶って、こういうように人から話を聞いたり、
写真を見たりすると、「あれ、そうだったっけ」
ということで、あらたな情報も加わります。
つまり思い出すたびに変わってしまう可能性があるんです。
ある年の出来事と、別の年の出来事が混ざってしまったり、なかった事が付け加わったりもするそうです。
実際に言ってなかったセリフが言われた。
その場にいなかった人がいた。とか。
ラジオで出て来たお話の中には
「そこには自分はいなかったのに、いたことになってた」
という例も出てましたね。
実際にそういう「虚偽記憶」について研究している、アメリカの心理学者ロフタス
という人の実験では、まったく偽の記憶を人に思い込ませることも可能である、
ということも証明されています。
(だから、冤罪ってあるんでしょうね〜)
つまり、
①過去は、思い出すたびに、変えられていく。
だから、もし、ある人が、
思い出すたびに、そのいやな体験を詳し~く掘り起していると。。
ひょっとしたら、実はなかったことも付け加えてしまっているかも、しれません。
しかも、
脳にとっては、現在も、過去も同じことなので、
思い出すたびに、リアルにいやな気持になっていると、脳は、
「今、それを体験しているかのように」感じてしまいます。
ということは。。。
いやな体験だけは、何十回、何百回とリアルな感情で体験してるってことになりかねません。
怖いですね~
過去の事を考える時はどうしたらいいのでしょうか?
(つづきます)
さて、
こころのGPSの衛星にあたるのは、何でしょうか?
(続きはまた来週!)
記憶っていうと、過去、と思いますが、頭の中では実は、過去も未来も区別がないって
聞いたことありませんか?
たとえば、うめぼし。
目の前にありありと、想像してみます。
有名な紀州の、酸っぱいけど、あまくて味わいのある、うめぼし。
そんな映像をイメージしていると...
出てきませんか?唾液。
食べた〜い!という状態になった証拠ですね。
脳って実際になくても、あるかのように想像できる。
そして、身体も心も反応するんですね。
だから、いつも頭の中で何を想像してるか、で、
気持ちも体の状態もぜんぜん変わってきます。そして、やる気も変わってくるんですよ。
ここでいう未来記憶って、未来の自分のありたい姿、状態のこと。
未来、だから、どのようにでも自分の好きなように想像できますよね。
どうなるか、まだ、わからないんですから。
未来の自分の姿を、ありありと想像してみましょう!なるべく感情をこめて、
どうしても、そうなりたい!と思えるように想像するのがコツです。
もし何の制約もなかったら。。。「どうなりたい?」「何をやりたい?」
ただし、
この問いは、自分で言うだけではちょっと勢いがつきません。
だから、
「へえ〜」「いいね〜!」
「すご〜い!」
「その時、どんな気持ちだと思う?」
「何が見える?」
「どんな言葉をかけてもらえると思う?」
こんな風に、人から、なるべく詳しく聞いてもらって、よりリアルなイメージにしていく必要があります。
『実際にそうだろう』という今の自分が考えるイメージじゃなくて、
『こうだったら、最高!』
という未来記憶のイメージですよ。お間違えなく♪未来なんだから、なんでもアリです。
普通大人になってくると。
先の事に対して、
「新しい体験はわからないから心配、不安」
「これまで◯◯だから、またきっとこうだろう」と思いがち。
この後、
「どうせ。。。」が出て来たらアウトです。気持ちはしぼんでしまいます。
なので未来記憶って、漠然としたものがちょっぴりしかないのが普通です。
(それに比べて、過去の記憶。ほっといても、山ほど増えていきますよね)
だから、夢を語ってる人を見かけたら、何はさておき「すご〜い!」って言ってあげてください。
「もっと聞かせて!」「ワクワクするね」
って、未来記憶がしっかり定着した後に、
じゃあ、そのために、何が必要?何からやる?
って聞いてあげてください。
間違っても、いきなり「そんなの無理無理」なんて言わないでくださいね〜
次回は、
未来記憶②イチロー選手の作文から見る、未来記憶の大切さ、です。
もし、誰かの「直してほしいな~」という所が気になった時。
「その悪い所は直してほしい」と思うのが普通ですよね。
親が子に。
上司が部下に。
先生が生徒に。
落ち着きがない。
勉強しない。
言う事を良く聞かない。
仕事が遅い。
そそっかしい。。。
傷や欠点をあげようと思えば、ホントにたくさん見えてくるものです。
けれど、「人は物ではない」ので、
機械のように部品交換、修理するように、それだけを指摘して直そうとしても、簡単には変われません。わかってるけど、できないんだってこともたくさんありますよね。
あんまり悪いところばかり見て、注意ばかりしてると、人間関係も、なんとなく気まずくなってしまいますよね。こうなったら、どんなに良い忠告も聞き入れてはもらえません。
これは、私の友人の幼稚園の園長さんから聞いたお話。
あるクラスが最近ちょっと元気がない。担当の保育士さんが、日誌に、こどもたちの気になる所ばかり書いてくるので、
「1日に2人、園児を決めて、その子の良い所を書いてね」
とお願いしてみたそうです。
すると不思議な事に、子どもたちに顔に笑顔が増え、クラスの雰囲気があかるくなったんですって。
私もこんなことがありました。レッスンで、練習してきた生徒に、(善意だったけど)あれもこれも直してあげようとして、最初からダメだしモード。できてないところを言えば言うほど、相手は暗い顔に。私もくらーい気分になってしまいました。
次の時は逆に、できてない所よりも先に、できてる所、良い所を指摘してあげて、もっと良くするには?とレッスンしていたら、自分からできてない所も練習して来て、結局はできるようになったんです。
「りんごの気持ち」を考えたら、当然のことですね。
悪い所ばかり指摘され、見られていたら、相手はどんどん自信をうしなってしまいます。
「悪いところをほっておいてもいい」わけじゃないんですよ。
だけど。
毎回悪い所だけ指摘される「監視人」みたいな人が側についてて、いつもうるさく言われてる、と想像してみてください。
その人は、あなたの良い所はぜんぜん見てくれないし、「できると信じてるよ」という信頼も伝えてくれません。
そんな人の言う事を聞きたいと思うでしょうか?
人間だから、良い所もあれば、悪い所もある。良い時もあれば、悪い時もあります。どちらも認めてもらって、始めて、もっと良くなりたいな~って思えるものなんじゃないかな、と思います。
誰かに対して何か気になってしまって、ついついダメだしモードに陥ってるな、と思った時、
「リンゴの法則」を思い出して、もっと広い目で本質を見てあげてから声をかけてあげてくださいね。
♪今日の質問
あなたが気になっている相手の、「良い所」はどこですか?
【リンゴの法則】
どんなにすばらしいものでも、傷があると、人はそこしか見えない、良い所が見えなくなってしまう。(目の前に、傷だけが大きくうつっているイメージ)
とってもきれいなリンゴ。香りも良くて、食べたらきっと甘酸っぱくて、歯触りも最高。そう思って買ってきました。
だけど、家に帰ってふと見てみると一ヶ所傷がある。
まず、自分の気持ちはどうなりましたか?
たぶん。。。ちょっとがっかり?
やっぱり、どうしても悪い所に目がいきますよね。
あ〜あ、がっかり
良いのと取り替えてもらいたい
お店に文句言わなきゃ、と思う人もいるかも?
自分が損した、という嫌な気分になる、などなど
さっきまで、ルンルンだったのに。
頭では、傷が1つあったとしても、味には変わりはないだろう、とわかっていても、これは「傷のある」りんごというラベルが貼られてしまうので、何となく気分が削がれてしまう感じがするのでしょうか。
脳は1つのところに集中してると他の所が見えなくなってしまいます。
「傷がある」けど「おいしいリンゴ」とはなかなか思えない。
「おいしいリンゴ」という部分を忘れてしまう事さえあります。
ここで質問です。
もしこのリンゴに気持ち♪があるとしたら、どんな気分だと思いますか???
たぶん。。。
悲しい
自分に自信がなくなる
自己卑下の気持ちがうかぶ
そんな気分になってしまうのではないでしょうか。
もしこれが、人間だったら?どんな事がおこるでしょうか?
(つづきます)
ピぐマリオン効果は、相手に期待する、きっとできると信じることで効果がある、という実験でした。
期待される方の気持ちになってみると、
そういう態度、言葉に接することで、初めて
「自分って、やれるのかも?」
と、感じて、セルフイメージが変わっていくのだと思います。
マイフェアレディーのヒギンズ教授。
彼は自分の教育方法を信じ、どんな人間でも、レディーにできるとスパルタ教育をします。その甲斐あって、イライザは見事に変身。だけど、最初はまだ形だけ。
イライザが本当のレディーになったのは、彼が自分を愛していると知った時だったんじゃないかな~
自分の都合のいいように人を変えたい、というのではなくて、
本当に心から信じて期待された時、人って変われるのかもしれませんね。
♪あなたは、誰に何を期待したいですか?